私の人生でマッチングアプリで初めてまともにやり取りして、会って、フラれた話です。
環境は「ゲーム×マッチングアプリ(固有名詞を出さないのは検索除けです)」
2022年の8月16~20日のお盆頃マッチしました。
マッチ当初のステータス
私:マッチこの人と、もう一人は遠方、の2人
男:マッチ私だけ
印象に残っているやり取り
隣町
婚活に重点を置いている場合は相手の住んでいる地域がとても重要です。
同じ県といっても上のほう下のほうと色々ありますが、どちらにお住まいですか?とどちらから聞いたのか忘れましたが、わりと近辺であることが分かりました。なんなら隣町でした。私はラッキーと思いました。
そして、それがわかった相手はこうメッセージを送ってきました
「ゲーム進める前に一旦会ってみませんか?無理なら全然大丈夫です」
無理なら大丈夫のとあったので断りました。
私はこのゲームもマッチングアプリも初めて間もなかったので、とりあえず断りました。
顔の見えない相手とやり取りするというこのゲームのセオリーをとりあえず守りたかったためもあります。
「女性は知らない人と会うのは抵抗がありますよね😔了解しました」
と返事が返ってきました。
ゲームの指南
アプリの遊び方の指南は全てこの人から受けました。
「もっと進めればオブジェをピピアに還元できるところができるよ」
「ペットが欲しいなら★三つのオブジェを強化したらいいよ」
「オブジェ強化したいならジェムをアバターのガチャにつかわずにオブジェガチャにまわしたらいいよ」
こんな風な感じで大したやり取りはしていませんが、たくさんのやり取りをした気分になりました。
伸び盛りの私と落ち着いた男
ゲーム始めたての私はしゃかりきにクエストをすすめていましたが、もうそこそこやってゲームの天丼がわかった相手とで進めるペースに差がありました。
一度、相手が収穫を滞ていたのでしめじを収穫してほしくて「しめじ🥺」と送りました。相手は「今外出中です。自分のペースでやります。」などとメッセージで怒っていました。我ながら微笑ましいです。
なんだその公務員
男は平日昼間っからゲームにログインしてクエストを進めていました。
この人は定職についているのかと少し怪しみました。
しかし受け答えの真面目さや、逆に私の方にモラルを問う節があったので、
この人にそんな心配は無い、いずれわかることだと思いました。
相手の職業欄を見てみると「国家,自治体,その他」とありました。
8月終わりくらいに相手が
「明日から夏季休暇が終わりますので、ゲームは低浮上になります。」
みたいな報告をしてきました。
私は「了解しました。」と送りつつ、
(いままで夏季休暇だったのか・・・・・・・なんだその公務員。夏休み?)
用務員さんや学校事務さんの可能性も考慮して私は「学校関係ですか?」と聞きました。
にもかかわらず相手は自分から「先生です!」と言い出しました。
そのうえで内緒でお願いしますと「🤫」の絵文字を送ってきました。
私は敬礼(`・ω・´)ゞの絵文字を返しました。
もうひとりと
とある日、男から「貴方には申し訳ないんですが、別の人ともマッチしました」とメッセージが来ました。
私はトモダチコレクション仕込みの、かなり攻めたキャラメイクをしていました。
ので保険で他の人ともマッチしておきたいというのはわかります。
分岐点を前に
このゲームには、どちらかは問わんが片方が限りあるアイテムを出資しなければならないクエストが出てきます。
「水辺の鳥小屋を強化しよう!」というクエストのときに私が何の気なくそれを行いました。すると相手は、
「大変ありがたいんですけど、会ってなんか違うなって思った時に投資が無駄になりますよ」って言われました。ここから先はやらないほうが良いですよ、みたいな。
(いや、この先もあなたとやる気満々なのですが!)とは言えず。代わりにフラれたほうは、アプリ側から手切れ金ならぬ手切れアイテムがもらえるという話を聞いたことがあるので、以下のような会話になりました。
私:解散したらバックあると聞いて🥺
男:僕もそれ期待してたんですけどほんの気持ち程度でしたよ😔
私:シビア🥺
ティーチャーはシークレット
その「水辺の鳥小屋」あたりでとうとう、男にもう一度会うことを打診されました。
流石に断れない雰囲気でした。
指定のお店の地図を送りたいけどゲーム内のチャットではリンクが張れない。ということで相手はオープンチャットを作成し私をそこへ誘導しました。
1度目の面会(パスタ屋&大型公園)
パスタ屋
指定されたパスタ屋の前には
チノ短パンにアロハシャツを着た顎のない小室圭がいました。
私はトマト系のパスタを相手は醤油系のパスタを食べました。
相手から私に対しては「アバターの雰囲気ありますね。」と私的には誉め言葉をもらいました。
スマホでアプリのプロフフィール画面を開いて双方プロフィールで気になったところを質問しあいました。
今思えば面接のようですが、当時私は初めてだったので、これが世間一般的な作法かと思いました。
私「同居人欄の質問に答えていませんね、何故ですか?」
男「実家暮らしと書くのが恥ずかしいからです」
パスタ一皿は双方さっさと食べ終わってしまいました。
さすがに話し足りないのでどこか行きましょうというふうになりました。
市営の公園へ行くことになりました。
市営の公園
芝生、植物園、池、アスレチック遊具が一体になっているこの施設を、世間話しながら練り歩きました。
その人の後ろをついていく中で、私は相手のふくらはぎパンパンなところは男らしいと思いました。
公園はたくさんの子供がいました。
男「自分は職業上、子供の年齢が大体わかる。
「あの子らは小学2年生くらい」などといいました。
他に世間話として相手は自分がウマ娘古参であること、お勧めのアニメはメイドインアビスとバイオレットエバーガーデンであること、ポケモンのゲームは毎年買っていることなどを話していきました。
解散際の会話
男「また会ってくれますか」というので
私「こちらこそ!」という感じでした。
男「もう一人の人とも会って決めたらいいですよ」
私「もう一人の人は遠方なので考えていません」
男「僕もちょっと迷ってて・・・優柔不断でごめんなさい」
相手の指したアプリの画面がみえました。
服やパーツなど自分に似合うものを選別してアバターを構成している私と違い、もうひとりは、遠目からみてもロングヘア、スカート、ドレスなんでもござれというようなフェミニンなアイコンが映っていました。
2回目の面会(映画鑑賞)
2回目の面会は映画鑑賞でした。
ワンピースfilm RED ウタのやつです。
私は映画館の始まる前の予告を見るのも好きですが、相手は予告中に色々話しかけてきました。予告は見れなかったけど相手と仲良くなりたかったので、話しかけてくれてうれしかったです。
開始早々、3Dのウタが大音量でバーチャルアイドルのように歌って踊り始めた時はじつに気まずくて、映画間違えたなと思いました。
この日は映画を見ただけで帰りました。
しかし帰り際にニンテンドースイッチのフレンドコードを教えてもらいました。
スプラ会合
その後はたまに、夜に電話を繋げて、世間話をしながらスプラをやってくれました。
会う約束はしなくとも私に時間を割いてくれてる感じがしたので、よかったです。
仲良くなるために一生懸命誘いました。
協力プレイにも関わらず、プレイ時間1000を超えている猛者たちに混ざった私は明らかに足を引っ張っていました。
男「youtubeとか見て立ち回り勉強したらいいですよ」
電話がつながるので追いつこうと必死だったけど、スプラトゥーンは全然楽しくありませんでした。
3回目の面会(和食レストラン)
3度目どうにか距離を縮めたかったので私のほうからご飯に誘いました。
チェーン店のとあるお店を目当てに約束しました。
そのお店の近隣の店舗ははイオンの中の店舗のやつと、ポツンとその飯屋だけ建ってる店舗がありました。
相手から「こだわりがないんなら、こっちの店舗でいいですか?」辺境のほうを指定されました。私は「はいはい」相手の願いは全て快諾しました。
指定の店舗前に男がやってきました。
運動会のテントの設営終わりだという姿はこの前と違いスエットジャージ姿でオテンキのりを感じました。
飯代
男はメニュー表をみながら
「飯に500円以上かけるのは高い!そうは思いませんか?自分は牛丼屋によく行く」と言いました。
私「私はそうは思いません」
男「それは何故ですか」
私「…」
私はそもそも家で何でも作る家庭なので外食の頻度が多くないから。
外食では珍しいもん食べたほうが得だとおもうから。というのが私の考えですが、
頭の回転が遅いので当時は言葉に詰まるだけでした。
今思えばこの話題には、
もう眼中に私がないのでわざとケチなところを見せて嫌ってもらう狙いと
私が自炊をするのか一応確認する狙いがあったんじゃないかと思います。
職業
あと半ギレで私の職業を聞いてきました。たしかに相手の職業は早い段階で知っていたのにじぶんのことは言ってなかったのは悪いですが、それにしても半ギレでした。
私はとある製造業の一般事務員です。
プラナリア
他には自分の受け持ちの子がプラナリアを干からびさせたことを熱弁していました。
その場で解散
向こうは疲れているでしょうから。
この日もご飯を食べただけで解散しました。
切羽詰まった
次第に相手は庭に来なくなりました。
ゲームの能力にも差がありすぎてもうスプラに誘えませんでした。
まだ私のあげたアイテム付けてるし、なんてったって隣町だし、今まで遠方に行っても全然いい人とマッチしなかったって言ってたし、だいじょうぶだよ。私という人間は必要十分でしょ。と言って自分自身をなぐさめました。
余談ですがこの頃会社で行われたストレスチェックで私は落第点を叩き出し、安全課のおじいちゃんと個人面談する羽目になりました。
そんな中一生懸命、私はポケモンの新作ゲームを買う話をしようと思いました。
私:新作、バイオレットにしました。
男:いやw別に好きなほう選べばいいじゃないですかww
この冷たすぎる言葉に私は察しました。
いつの間にか側室になってたんだ。
そうだ私はマッチ数制限のあるから恋庭選んでたっていうのもある。
誰かと競って敵うものか。
こんにちは
とある11月下旬土曜日の午後5時ごろ、オープンチャットにて、以下のような長文が送られてきました。
「こんにちは
一身上の都合により、恋 庭のフレンドを解消しようと思います。
今まで楽しかったです。またスプラしたいときはこのオープンチャットで声かけて下 さい。」
私の脳内
・もうスプラはいいわ!!!
・こんな休日の夕方に。どこかの帰りか?本日もう一人のほうに告白してOKもらったのか?
・いままで挨拶略でやり取りしてたのに急に「こんにちは」って突き放したように…!(その後の私はマッチングアプリで知り合った人に「こんにちは」と話を切り出されるのに恐怖する「こんにちは恐怖症」になりました。)
その後
・ショックすぎてしばらくアプリを開けませんでした。
その後どのように復活したかというと、BGM・SEの音量設定でBGMを0にしました。
「テレレレレン♪テレレレレン♪」というの謎のBGMを消し去り、脳に「コレハ ベツノ アプリダヨ!」と認識させました。
・このアプリ、アイテム一覧の画面で、左上の小窓にアイテムくれた人の現在のアイコンがうつるクソ仕様があります。
たまに目に入ってしまって「ああ、マフラーつけてる!あったかそうにしやがって」などと思いました。
冷静な分析
「まともな人」「マッチしているの私だけ」「隣町」私は有頂天になっていました。
今思えば最初の相手の「一旦会いませんか?」という申し出を断ったことにより
「相手は自信家」「私譲歩してもらった」と私は無意識下にけん制されました。加えて「一回り年上」「アプリ指南」「先生」私は萎縮していました。
敗因
・私がスプラ下手くそだったため。
・ライバルが強すぎたため。
・私の運命の人じゃなかったため。
まなんだこと
・マッチングアプリというのは知らない間に誰かと競わされ、競り負かされるもの
・自分の一方的なアピールに対する好意のない相手からの冷淡な対応。
・鮭が飛び出てくるのでかんけつせんはやたらに開けないほうが良い。
思い出したこと
私は学校の先生が好きじゃなかった!!!
子供の頃から!!