こんにちは、「パワークエリを少しかじった事務員」という立場で
パワークエリの扱い方の記事を書いている者です。
「ＰｏｗｅｒＱｕｅｒｙはとても便利そうだけど、うちは小計まで出せないと使い物にならないよ」って方
～手順～
- 【1】小計を入れ込む前のデータを完璧に作っておくこと
- 【2】1のデータを複製し、各分類毎に集計したバージョンを作る
- 【3】2を1に挟み込む
- 【一応の完成】エクセルの見栄え
- ～もっと見栄えが気になる人へ～
- 【完成2】エクセル上の見栄え
【1】小計を入れ込む前のデータを完璧に作っておくこと
変わったことをする必要はないけど、並べ替えなどまで完璧にしておくこと。
【2】1のデータを複製し、各分類毎に集計したバージョンを作る
複製
【PowerQueryｴﾃﾞｨﾀｰ】 ホーム ＞ 管理 > 複製
※複製に似たような機能で、参照というものがありますが、参照にすると循環関数が発生していますとなったり、エクセルが破損したりしたので、ここは複製がおすすめです。
ここまでで、全く同じクエリが２つ存在する状態になります。
クエリの名称変更（しなくてもよい）
左の読み込んでいるクエリリストの名称を直接手打ちすると、クエリ名を変更できるので、ここで名称変更しておくのがおすすめ。
グループ化（小計になる値の完成）
複製した方のクエリが選択された状態で、ホーム > グループ化
一行目：グループ（小計）基準の項目名（列の選択）
二行目
新しい名称：新しく作った列に付けたい名※（手入力）←今回は「小計」とする
操作：カウントとか合計とかできる（候補から選択）←今回は合計にする
列：合計したい値の列（列の選択）
グループ化をすると、
グループ基準の列と合計値の新列の2列だけになってしまいますが、
グループ化とはそういう機能なのです。
今回はこれを小計として使います。
【3】2を1に挟み込む
【もとのクエリに戻って】ホーム > クエリの追加
小計（複製したクエリ）を選択
一番下の行のあとにつづけて、加わります。
追加したクエリはずいぶん歯抜けですよね。
整合がとれるのかと言いいますと、
同じタイトルの列に、加わります。ない列は「なし（null）」となります。小計の行はnullだらけです。
追加したクエリにあって、元のクエリにない列は、1番右に新列として入ります。
もしも、手順2のクエリのグループ化で、新しく作る合計の新列の名称を合計する前の列名と同じ名前にしていたら、もとの値と同じ列に小計の値も入ります。
そっちの方が本物の小計っぽくていいかなとも思いますが、ＰｏｗｅｒＱｕｅｒｙの後エクセル上でオートSUMをかけた際などに数値が2倍になるなど、間違いのもとになる可能性があるので、わたしはお勧めしません。
仕上げの順番調整
小計行が各分類の一番下になるよう並べ替えで、調整します。
並べ替えの匙加減で調整しましょう。
私のお勧め手順
手順1:グループ基準（小計基準）項目で昇順か降順（小計はそれぞれの分類の列に着く）
手順2:小計列で昇順（昇順にするとnullが先頭に来るのでこれで小計行が分類の一番下に来るはず。）
【一応の完成】エクセルの見栄え
お手本が悪いのか、値と小計列がかけ離れてる(;^ω^)
パワークエリの欠点は、追加項目が右へ右へしか加わらないことでしょうか。
会社のデータだったら出力するCSVのほうを操作できることを祈ります。
～もっと見栄えが気になる人へ～
ちゃんと小計なら小計ってって表記してくれなきゃね。
サフィックスとプレフィックス
PowerQueryｴﾃﾞｨﾀｰ】小計のクエリを選択した状態で変換>書式>サフィックス(またはプレフィックス)
プレフィックス：選択した列内の文言全ての頭に、指定の文字を付けられる。
サフィックス 選択した列の文言全ての後ろに、指定の文字を付けられる。
【完成2】エクセル上の見栄え
