数か月前から私がパワークエリについての記事を書いているのをご覧くださってありがとうございます。
そんな事務員さんの中で、
「パワークエリというものは次回のデータ読み込めば、今回出力のデータなくなるの」
「月締めの業務で、月ごとにシート作成系の業務にパワークエリは不向きね…」
と思っている方!
PowerQueryで出力した明細は、ただのセルに変換することができるのです。
月締め業務の原紙シートをパワークエリにしちゃいましょう
作成手順の違い
書式設定した原紙シート(従来) | パワークエリをつないだ原紙シート(提案) |
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クエリの更新 | |
↓ | |
原紙シートの複製 | 原紙シートの複製【今月の表完成】 |
↓ | ↓ |
CSVコピペ |
複製シートの クエリ削除/範囲に変換 |
↓ | |
貼り付け後の加工【今月の表完成】 |
PowerQueryの原紙シートのイメージとしては、
つねに最新のデータを映している「原紙」というシートがあり、
「今回」という魚拓をとって、切り離し作業をする、という感じです。
クエリをただのセルにする手順
今回作成したシートのクエリタブを
1.クエリの削除
原紙シートではなく、複製した先の今回シートを選択中に
上部のクエリメニューから > 削除
原紙シートを複製したと同時に、
裏ではクエリも同様に複製されているのです。クエリの削除を押すと、
複製された方のクエリが削除され、原紙シートのクエリは生きているのです。
2.範囲に変換
テーブルツール > 範囲に変換
テーブルを標準の範囲に変換しますか?「はい」
これで、パワークエリはただのセルになりました。
このエクセルを後日開いた他の人は、まさかあなたがパワークエリというハイテクな機能で月締めエクセルを作成しているとは夢にも思わないでしょう。