通常、観葉植物はまっすぐ成長するのですが、くねんくねん幹が曲がったやつは観賞価値が高いのです。
これをやるためには幹にぐるんぐるん針金を巻いて、
針金ごと幹を少しずつ曲げるという方法が一般的です。「通称:針金かけ」
昨年このフィカスを曲げたくて、「針金かけ」やってみたのですが難しかったのです。
太い針金は巻くだけでひと苦労だったのに、巻いた針金がうごかないのです!
そして針金を巻くときに健康な葉を一枚落としてしまったのです。
「ごめんね~もう曲がり鉢にしようなんて思わないから」
しかし、このまままっすぐ成長するのは実に味気ない、どうしよう。
というのが昨年の課題でした。
コリウスの例
一昨年のこと。冬に外に出していたら寒さで枯れたコリウスの鉢を「全部死んだ~」と思って家の裏に鉢ごとひっくり返しました。
春にそこを見てみるとコリウスの新芽が萌えていました。
一株だけ生きていたようでした。
横倒しになっていた幹は途中で向きを変えるように湾曲していたように感じました。
新芽も日光を受けるためか、通常と違う向きで展開していました。
このことから、
・植物は光を求めて、成長を方向転換するのか?
・わざと横倒しで植え替えれば、株は途中から上を向こうとするので「曲がり株」になるのでは?
と思いました。
5月は植え替え適性期と聞いて。
ゴールデンウイークに決行しました。
命名「おねんねフィカス」
これでいいわけないだろ!
奇麗なカーブにはならないだろこれ!もし曲がったとしてもへの字になるだけやで。
選択肢は一つしかありませんでした。
OK、もういちど針金をかけよう。。大丈夫。だめなら外せばいい。やってみよう。
すると!なんと!出来ました。
超変身!「弓なりフィカス」
成功の要因
・その1、
今考えれば去年巻いた針金が曲がらなかった要因として、「どのように曲げたらいいのか」という想像力が私に足らなかった為、迷いが生じて思い切り曲げられなかった可能性がある。
横倒しに植えた幹を上に向かせるという明確な目標ができたことにより、思い切り針金を曲げることができた。
・その2、
今回、根元から巻きはじめて先端の柔らかいところまで巻いた針金を、弓の弦のように再度根元の木質化ところまでひっぱりあげた。(下記図のほうがわかりやすいよ)
これにより針金の固さ以上にしっかり固定できた。これも横倒しにしたからこそ出来た技。
唯一の欠点
植え替えしたばかりで根が張る前に針金かけをやったため、曲がった!とおもったら根っこが浮いた!っていうのを何回かやってしまったところ。
この記事のまとめ
株を横倒しにすれば曲がり鉢になる!というのは無謀だけと、
横倒しにすれば針金掛けが出来なかった人もできるようになるかも!
これで弓なりフィカスがうまく生育しなかったらとんでもないウソ記事になるので、また進展があったら記事にしようと思います。