3/4、一回り年上のマッチングアプリで知り合った男性と初顔合わせでした。
２人で朝10時から夕方16時までの６時間、商業施設内をあてもなく徘徊するという恐ろしいイベントでした。
商業施設1
待ち合わせ場所までは車で行きました。
待ち合わせはキャナルやリバーウォークと同系列のとある商業施設です。
事前の話では、ここにはイワシの大群がいると聞いてやって来たのですがイワシの大群はいませんでした。
男性は合流して早々「ドコエイコウカ・・・」と唱えつつ歩みを止めたら死ぬマグロのように商業施設の廊下を闊歩しだしました。私はそれについていきました。
このようにノープランな商業施設デートには救済カードは2つあると思います。
・茶
・飯
この二つです。私は早々に「お茶をしましょう！」といって２人でコーヒー屋をめざして歩き始めました。しばらく迷った末にコーヒー屋につきました。
「救済カード：茶」
ここでは本来、もうひとつの「救済カード：飯」を後に使うために飲み物だけを飲むことがベストなのですが、あまりにお洒落なメニュー表の写真に目移りしてホットサンドのモーニングセットを頼んでしまいました。おいしかったです。
１０時から１１時の間にモーニングを食べては、それはもうブランチです。
コーヒー屋では40分くらい滞在していたと思います。
そのあとひとしきり商業施設をあるきまわり、午後１時に施設の果てまで着きました。ここまでかと思いました。ではそろそろ解散かなと思っていたところ、相手から別の商業施設へ移動することを提案されました。
「そこには今度こそ本当にイワシの大群がいるから！！」
私はこの、ふたり迷子の状況を打開出来るならと思い、それに従いました。
そこからイワシの大群がいるという商業施設までは車で２０分でした。
迷ったら連絡して～と、どさくさに紛れてラインも交換になっていました。
商業施設2
その施設の中央には水族館くらいの超大型水槽がありました。
どっちかというとリトルマーメイドにでてきそうなカラフルでかわいい海水小魚が沢山泳いでいました。ウミガメもいました。イワシはいませんでした。
しばらく大型水槽前に滞在していましたが、いくらすごい大型水槽でもそんなに長く暇をつぶせるはずもなく、また人が多かったこともあり、またもやその商業施設内をあるきはじめました。さっきの服や雑貨中心のお店と違い、こちらは食材や干物が中心に売られていました。
しばらく歩き２時半ばくらいに商業施設の果てに着きました。
ではそろそろ解散をいいだそうかなと思っていたころ「昼飯を食べましょう」と言われました。相手が歩き出したのでそれについていくと、近隣で動物持ち込み型イベントが開催されていて犬や人間でにぎわっていました。そこで屋台出店が何件かありました。そこでたこ焼きを買いました。沢山の犬を尻目に２人でたこ焼きを食べました。
そのあとイワシの商業施設に戻ってきました。時計の針は３時を指していました。ではいよいよ解散かと確信していたところ「ここに座りましょう」と言われて、花壇のへりに座りました。好きなアニメは？とかそんな世間話をしました。四時前になったころ最終手段として、私が「愛河里花子さんのタラちゃんの第一声を聞きたいので、帰路を考えたらもう帰らなければいけない。」ということを理由に解散を切り出し、帰りました。
何故私は何も考えなかったのか
前もってどこで会うかをチャットで話し合いしていた際に相手が、
「ペットショップが充実しているイオン」
「福岡市内の水族館」
「イワシの大群がいる商業施設」
という３つのプランを提示してくれました。
このような提示をしてきた人は私の人生ではじめてでした。なので相当な手練れだろうと思いました。小田舎に住んでる私は福岡市在住のこの人のプランに全乗っかりしてしまおうと思ったからです。
今回学んだこと
・早く集合したからと言って早く解散できるわけではない
・やることが尽きても帰れるわけではない
商業施設デートを可能にする大人の術を考えてみた
主導権を握っている/発案者側の人間へ
・３時間くらいで解散する計画でいること
相手が自分と合わないとわかった場合に早く解散できるという利点があります。また、相手と気がが合った場合にもちょっと物足りないなと思うぐらいの時間で別れるほうが相手にまた会いたいと思われる可能性があります。
・商業施設そのものを目当てにせず、商業施設の中で３つくらいの目的を組み込むこと。
例えば、飯・目当ての店・目当ての店 など
映画はとても有用な手段。
椅子に座ってつかれることなく２時間程度時間を潰せること
受動的に共同体験ができること
私のお勧めは相手にもよりますが社会派の邦画です。
唯一のデメリットはひとり２千円くらいの出費です。
商業施設のお店に売っているのは大半、服か雑貨です。
相手が、服や雑貨に興味ないこともあります（私のように）
そうなると自然のない遠足です。
主導権を持っていない／相手のプランに乗っかる側の人間へ
・希望解散時刻から滞在目安時間を逆算して、待ち合わせ時間を提示する。
昼の１時集合とか全然ありだと思います
・帰る言い訳を考える。
今回私が使った口実は、「サザエさんをリアルタイムで見たいので逆算して4じまでにここを出たい」です。
ほかにオーソドックスな例をあげるなら
実家暮らしの場合は、
「家の炊事があるので〇〇じには帰りたい」等になります。
