事務所内をを見渡すと、古いファイル(物理)がいっぱい
今回は「慶弔」と書かれたファイルの中身を整理することにした。
「慶弔」ファイルの中身
社内や関連会社などからくる訃報などの案内文書がとじてある。
また、電報を打った場合は、文面の控えも綴じている。
初心に帰って、調べてみた。
電報とは
18xx年代に登場した通信技術
当時は最新で最短の通信手段だった次第に、電話やFAXやメールなど他の通信技術が発達してきて、現在は特別な通信手段として使われている。
特別な通信手段…というかおもに結婚式と葬式で使われている。
確かに、電話ではなくFAXでもメールでも郵便でもない通信手段という意味では現代の人間からすると特別な雰囲気はある。
この記事では会社で使用した歴代の文面の記しておく
続柄 | かしこまった続柄 |
---|---|
母 | ご母堂様 |
父 | ご尊父様 |
旦那 | ご主人様 |
奥さん | ご令室 |
息子 | ご子息 |
娘 | ご息女 |
歴代の文面
葬儀の際の電報→弔電
現行の文面
お悔やみ
<会館住所>
<会館名>
<喪主名>様
<かしこまった続柄>様のご逝去の報に接し
謹んでお悔やみを申し上げますと共に
心からご冥福をお祈りいたします。
<当社名> <社長役職> <社長名>
現在でも使っている文面。
一文字いくら計算なので、コンパクトに洗練されている。
一昔前につかっていた形式
お悔やみ
<会館住所>
<会館名>
<喪主名>様
ご逝去の報に接し、謹んでお悔やみを申し上げます。
ご遺族の皆様のお悲しみをお察し申しあげますとともに、
安らかなるご冥福を心からお祈りいたします。
<当社名>
<社長役職><社長名>
大昔使っていた文面
お悔やみ
<会館住所>
<会館名>
<喪主名>様
ご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申しあげます。
ご生前をお偲びし、悲しみにたえません。
遥かにご冥福お祈りいたします。
<当社名>
<社長役職><社長名>
結婚の際の電報→祝電
祝電は稀なので形式という形式は無い。
最新の電報で使っていた形式
お祝い
<氏名>様
ご結婚おめでとうございます。
お2人の輝かしい門出を祝福し、前途ますますのご多幸と、
ご家族皆様方のご隆盛を祈念致します。
<住所>
<会社名>
<社長の役職名><社長名>
<電話番号>
一昔前使っていた様式
お祝い
<式場住所>
<式場名>
<新郎名>様
ご結婚おめでとうございます。ご両親もさぞお喜びにことと存じ
ます。これからは、お二人で親孝行をしてください。前途ますます
のご多幸を祈りいたします。
<会社名>
<社長の役職名><社長名>
結婚した当人たちからすると、親親うるせぇ電報だなと思うでしょうね。
元をたどれば、誰々のご子息がご結婚するので祝電対応お願いします!の際につくったものかもしれない。
事務員というのは奇をてらわず、前例にならう癖があるので、この形式も2~3回使っているようだ。
一度きりだった文面
お祝い
<式場住所>
<式場名>
<新郎名>様
<新婦名>様
<新郎の名>さん<新婦の名>さんご結婚おめでとうございます。
これからのお二人に幸多きことを心からお祈りしております。
「結婚生活の●づくりと子づくりに励んでください。」
<会社名>
取り締まられ役平社員<ちょけた営業職の名>
※新郎と新婦の名字が同じ。
業種ばれするので、一か所伏字にしております。
営業職と新郎親しかったんだろうなぁ…
めちゃめちゃ短文だった文面
お祝い
<式場住所>
<式場名>
<新郎名>様
<新婦名>様
ご結婚おめでとうございます。
お二人の前途を祝し、ご多幸とご健勝をお祈り申し上げます。
<会社名>
<社長の役職名><社長名>
※新郎と新婦の名字がちがう。